本
「魔法都市ライアヴェック〈1〉いにしえの呪い」
現代教養文庫―A&Fシリーズ。社会思想社。
原題「Liavek」
全5作出ているシリーズの1作目を日本語版では2冊に分けて出してます。
残り4作も日本語版出して欲しいなあ。
魔法都市ライアヴェックを舞台にいろんな作家さんが書いた短編集。
何人かのキャラは複数の作品に登場しています。
1巻の収録作品は
- 「バドゥの<運>」エンマ・ブル(Badu's Luck - Emma Bull)
- 「スリアンの翡翠の兎」ジーン・ウルフ(The Green Rabbit from S'Rian - Gene Wolfe)
- 「いにしえの呪い」パトリシア・C・リーデ(Ancient Curses - Patricia C. Wrede)
- 「誕生日の<運>」ナンシー・クレス(Birth Luck - Nancy Kress)
- 「痛恨事」スティーヴン・ブラスト(An Act of Contrition - Steven Brust)
- 「化物ラクダの旅籠」ジェイン・ヨーレン(The Inn of the Demon Camel - Jane Yolen)
- 「芸術家の手」カーラ・ドーキー(The Hands of the Artist - Kara Dalkey)
「誕生日の<運>」が楽しいとか面白いとかいう話じゃなかったけれど、けっこう良かったと思います。
「魔法都市ライアヴェック〈2〉緑の猫」
現代教養文庫―A&Fシリーズ。社会思想社。
2巻の収録作品は
- 「緑の猫」パメラ・ディーン(The Green Cat - Pamela Dean)
- 「誕生日の符号」メガン・リンドーム(A Coincidence of Birth - Megan Lindholm)
- 「<固定>されたもの」ウィル・シェタリー(Bound Things - Will Shetterly)
- 「幸運の紡ぎ手」バリー・B・ロングイヤー(The Fortune Maker - Barry B. Longyear)
「誕生日の符号」の主人公の女の子カルーは、1巻の「痛恨事」の回想シーンに出てきた女性の関係者なのかな?と思ったんだけどどうだろう。
ほのぼのおとぎ話な「幸運の紡ぎ手」が良かったです。